2011年7月25日月曜日

7月25日(月)本格真夏BLOG

坊っちゃん、嬢ちゃん、よっといで!~
7・23 大仙市大曲駅前 土屋館わいわい広場

大仙市の大曲駅前で毎月第4土曜日開催の「土屋館わいわい広場」。日本全国、どこの地方でも開かれている、地域お楽しみイベントです。「土屋館」と書いて「どやだて」と読みます。これは昔の駅前の呼び名、舟運で栄えたかつての大曲を象徴したネーミングです。僕が幼いころには陣屋の建物が残っていたりしたんですが、今はすっかり昔のものは取り壊されました、もったいないですね。かつてのにぎわいはもちろん取り戻せないけど、未来の街のために、今やっておかないと本当に廃墟になっちまいますからね。大曲駅前、花火通り商店街の土屋館衆が力を注いで開催中ということです。この勢いがおよそ一ヶ月後の大曲の花火まで持続できますように!夏本番ということもあり、今回は大曲名物「納豆汁」はキンキンに「冷やし」ての提供で、「納豆汁らーめん(通称ジルラー)」ファンのおばちゃんに「今日はねえのが?ジルラー」と残念がられたりもしたけれど、季節ごとの多種多様なアイテムをそろえ、打ちだす!そういう姿勢も必要だと思います。街の子供たちのためにちびっこわいわいプールが設けられたり、かぶと虫の販売、被災地応援のための福島産の桃が販売されたりと、盛沢山なイベントでした。

 そして今回は秋田県立大学の皆さんのご協力も仰いで、「ダイセンクエスト3」という地域コミュニティーラジオ(FM?)で、わいわい広場の情報を発信しました。地元の子供たちがリポーターとなって、土屋館の各お店を訪ねてまわり、情報を仕入れてきて、DJのお兄さん、お姉さんに報告をする。僕らも冷やし納豆汁をお客さんにふるまいながらそのラジオを聞いておりましたが、大学生たちの楽しそうなおしゃべり、屈託のない明るい雰囲気が嬉しかったですよ!秋田に、県内にまだまだ笑顔の素敵な大学生がいるってのは本当に、ホッとします(まあ就職の事とか考えたらいろいろ大変だと思いますが…)。

夏と言えばこれこれ。竹を並べて水路にしてそこを水が流れて、これが始った途端、坊っちゃん嬢ちゃんが「!」という具合にすぐに水路の両脇にスタンバイ。「出番だ!」てな感じで、そう、流しそうめんです。お爺さんお婆さんがお世話になってる老人施設などでも、指先の運動としてとても重宝がられる行事のひとつですが、流れるそうめんを箸で捕まえるのは本当に難しい!おかげで富士急ハイランドのジェットコースター並みの水路からそうめんが地面に落ちる落ちる!あ~あ、もったいない!例えばこんな時に、箸使いの名人、もしくは流しそうめんの達人、仙人みたいなおじいちゃんが来て、いろいろ子供たちにレクチャーしてくれたらいいのに(笑)

今回いろんな事を思いました。それはやはり、この子たちの未来について。それが一番かな?人も少なくなって、かつてのにぎわいも無くなって、「どうせ誰も集まらねべへ?」と言っている方々を尻目に、なんでこういったイベントをやるのかということなんです。とても重要な事です。
僕たちの街には確かに「花火」があります。全国から大勢の方が来てくださいます。「日本一の花火があるだけで羨ましいですよ」とよく言われます。ですが、その花火の時だけ「市民一丸となって」ではなくて、普段のこういう、なんでもない週末?普段、日常?ここできっちりとみんなが結束してなきゃいけないのではないですか?みんながバラバラではなくて、団結することでその姿勢を未来につないで行きたいですね。それを子供たちに受け継ぐ事ができたら・・・いいなあ。
真夏の餅つきにも子供たちは参加して、アイスクリームをトッピングして食べていました。そもそも餅というのは、「あんよ」が出来たら(歩けるようになったら)大きな餅を背中に背負って歩かねばならないという、この地方の子供たち独特の最初の試練、その主役が餅。子供にとってはまさに「重荷」だったんです。重い餅を背負いながら、泣きじゃくりながらも前に進んで歩いて行くか、もう嫌だと放りだすか?未来の土屋館衆に期待しましょう!
PS:秋田だけじゃないかも知れないですね、お餅を担ぐ習慣は。も少し調べてみます。もしかして、「全国子供餅担ぎ大会」が大仙市で開催出来るかも・・・。

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