2011年6月24日金曜日

なまはげは良い鬼

皆様こんにちは。Earth Voice Projectの佐藤です。

皆様、なまはげってご存知ですか?
県外の方にどれくらい知られているのかわかりませんが
「秋田」=なまはげ!米!

そんなイメージの方も多いかと思います。
このなまはげ行事は、大晦日に地域の各家を回りながら
その家の者の悪事に訓戒を与え、厄災を祓い、豊作や豊漁をもたらすと言われています
また、なまはげの「悪い子はいねが~」は
子どもに「悪いことをしても、なまはげは必ず見ているぞ」という戒めと
連れて行かれそうになる子どもを守る、父親との絆を深める意味合いもあるのです。

なまはげが来れば良いことづくしだということですが
生憎と今は6月・・・大晦日までまだ半年もあります。
それでも、どうしても、なまはげに会いたかった私たちは
なまはげに変身しました。
「なまはげ館」スタッフの方、ありがとうございます。

なまはげinザ・営業所長
この「なまはげ館」では、なまはげの歴史や由来、どういった行事なのかなど知ることが出来ました。
しかし、この隣の「真山伝承館」では更なる驚きが待っていました。

本場なまはげの面
なんと、本物のなまはげを見せてくれると言うのです。
しかも聞いてみれば、年中やっているとのこと!
まさか、いつでも見にこれるとは・・・
なんでも、小学校の遠足などでよく子どもたちが引率されて来るのだそうです。
なるほど。先生方からすれば、子どもたちを大人しくさせるのに丁度いいって所でしょうか。
とにかく、喜び勇んで体験させていただくことにします。

「しこ」を踏むなまはげ
とんでもない迫力でした。
まるでプロレスラーのような体躯で、畳を揺らすほどの低いうなり声を響かせながら
なまはげが登場します。
なまはげの持つ「なまはげ台帳」には山から見下ろして記録した、様々な情報があるそうで
隠し事は通用しません。
何もかもを見透かして、家の主人と問答を繰り返します。
また、なまはげは家の厄災を祓ってくれるのですが、その為に家中を歩き回る為、こちらに
近づいて来るのです。うなり声を上げ、家の戸をバンバン鳴らしながら・・・。

なんでしょう、きっと怖かったんだと思います。私は笑うことしか出来ませんでした。

一度体験してもらいたいと思うので、全部は書けませんが、とにかく圧倒されます。
大人は「なまはげ館」「真山伝承館」の2箇所あわせて800円、小中高生は500円で
2箇所とも見られます。団体ならさらにお得!

子どもが出来たら必ず行こうと決めました。

2011年6月23日木曜日

ぶろぐ 6月23日木曜日 大仙市のこと

大仙市にフィルムコミッション
誕生します!


私の故郷大仙市、「大曲の花火」で知られる秋田県南の商業の町。写真は田んぼですが、のどかさと賑やかさが交錯する町。ここについにフィルムコミッションが立ち上がる!と、昨日市役所商工観光課 の方にお聞きしました。角館と能代に続いて県内で三つめ。嬉しい限りですがなにもすぐ映画を作るってことではなくて、まずは大仙市のいいところをガンガンに発信していく!地域情報を日本中に、世界中に!今はインターネットの時代です。花火という巨大な玉を持っているけどそれ以外にも様々な見どころがあるんですから、それを知らせない手は無いんです。
 



例えば…左の写真は大曲の駅から商店街を南下したところにあるお寺、安養寺の入り口に鎮座している童の地蔵(?)さん。このお寺はかなり古いんですが、本堂の柱に蜀台をさす切り穴が空いてたりして、すんごい雰囲気を持ってます。こんなお寺で真夏の夜に、ロウソクの明かりだけで「百物語」をやったりしたらゾゾッときます、確実に。落語家さんに来ていただいて怪談ものなんて話していただいてもいいなあ…怖いなあ…。稲川淳二さんはどう?呼んだら来ていただけるかな?などなど、そうしたイベント企画も、これからフィルムコミッションが進めていってくれたらいいだろうなあ。もちろん「任せた!」ではなくって私たちも一緒に、積極的に企画参加していくつもりです。頑張ろう東北!頑張ろう大仙市!

2011年6月22日水曜日

新たな未来へ。気仙沼

皆さま、こんにちは。正木です。
先日、復興支援メディア隊秋田支部の一員として、
宮城県は気仙沼市に行って参りました。

個人的には、震災の直後に何度も訪れていましたが、
その時に比べるとガレキは随分撤去され、道路も通れる箇所が多くなっていました。

お昼に立ち寄った喫茶店に貼られていた地図。
「新たな未来へ。気仙沼」
地図には新しい街づくりの様子が描かれています。
活気のある魚市場、うまいもの屋台村、そして津波記念公園。
記念公園には、津波で流されてきた船を
シンボルとして残しておく構想のようです。


午後には㈱斉吉商店の仮事務所を訪れました。
お話を伺ったのは専務取締役の斉藤和枝さん。

お店は津波によって流されてしまったようですが、
従業員の皆さんは全員助かったとのことでした。

「お店は流されてもいいから、人が皆助かって本当に良かった。」

斉藤さんの言葉には一つひとつ温かさと強さがあり、とても心に響きます。
人と人との繋がりにありがたみを感じ、日々、前向きに取り組んでいる姿勢に
共感を覚え、私たちが元気を頂いたくらいでした。

今後、YouTubeやBS12チャンネルにて放送される予定ですので、乞うご期待です!


今回訪れて、きっと大変なことや辛いこともあるかと思いますが、
自分が今まで思っていた以上に、みなさんが前向きに取り組んでいて、
とてもキラキラしているなと感じました。

同じ東北人として、秋田からサポートできることを
自己満足ではなく、本当に被災者の方々が求めていることに
全力を注いでいきたいと改めて思う一日でした。

2011年6月21日火曜日

御所野は公園が多いんです

こんにちは。秋田営業所の石川です。

御所野にはたくさんの公園があります。
一番有名なところは「御所野総合公園」。
「弥生っ子村」という、縄文時代の竪穴式住居などが置いてある公園です。

御所野総合公園もなかなか素敵なところではありますが、
私はあえてここを勧めてみます。


「御所野ふれあい地区公園」です。
御所野イオンの近くにあります。
社団法人全日本建設技術協会
平成12年度「21世紀の人と建設技術賞」を受賞した公園だそうです。

なにもない、ただの野原に見えるのですが、
なかなかきれいな場所なのです。


上の写真、別の場所に見えませんか?
実はこの公園を歩くとこんな場所があるのです。
たくさんの木が生い茂っており、夏でも涼しいですよ。
ジブリのようなちょっとした森です。

これから暑くなります。
ぜひ皆さんも、ここで涼んでみてはいかがでしょうか?


2011年6月20日月曜日

潮風に乗せて ~男鹿やきそば~

皆様こんにちは。
2回目の投稿になります。Earth Voice Projectスタッフの佐藤です。
先週、男鹿に「男鹿やきそば」なる物を食べに行きました。
「海鮮系だよ」「しょっつるベースだよ」と聞いて、塩やきそば好きな私はとてもワクワクしていました。

しかし、いざ着いて「男鹿やきそば」で有名なお店に入ろうとすると
「すみません、今日はもう閉店で・・・」と優しそうなご主人に頭を下げられました。
思わず「いえいえこちらこそ急にお邪魔しまして・・・」と謝ったのですが、困りました。
「男鹿やきそば」を食べにここまで来たというのに、このまま引き下がる訳にはいきません。

他の飲食店では各店のお姉さま方が呼び込みをしていました。
とりあえず近くにいた方に「男鹿やきそば」があるか聞いてみると
お姉さん「あぁ!あるよ!メニューには載ってないけどあるから!どうぞ!」
なるほど。これが俗に言う裏メニューなのだな、と思い、言われるがまま入店しました。

そして、メニューに並ぶ贅沢な海鮮料理に色々と目移りした挙句に頼んだ
「男鹿やきそば」700yen

私はその鮮やかさに、ちらし寿司かと思ってしまいました。
タコとエビが贅沢に使われ、ボリュームもかなりのものです。
具材からは潮の香りがして、麺に染み込んだ海鮮のダシはものすごくパワフルでした。
見た目の鮮やかさとは裏腹に「これが海の男のやきそばだっ」と主張するようなガッツリ系で
食べ終わる頃にはお腹いっぱいでした。

そこで聞いたのですが、店のお姉さま曰く「各店に、独自の『男鹿やきそば』がある」との事でした。
なるほど、そう言われてはまた来るしかないな・・・と、デザートの黒塩ソフト(250円)を食べながら思うのでした。